認定こども園の特徴と保育士の仕事内容について
保育施設と聞くと保育園や幼稚園が代表的ですが、最近では認定こども園という施設も増えてきています。
ここでは認定こども園の特徴と保育士の仕事内容についてご紹介します。
認定こども園の特徴について
認定こども園とは保育と幼児教育を一体化して行う施設で、都道府県別に定められた条例によって認定されます。
その種類は大きく分けて幼保連携型、幼稚園型、保育所型、地方裁量型の4つがあります。
幼保連携型は幼稚園と保育所両方の機能をあわせ持ち、小学校との連携を図ることで円滑に小学校へ進み教育が受けられるようにと考えられた施設です。
幼稚園型は公立や私立の認可幼稚園が元となっており、0歳児から預けられたり保育時間を長くできたりといった保育所的役割も備えています。
保育所型は公立や私立の認可保育所が元となっており、就労していない保護者でも預けられるような幼稚園的役割を備えています。
地域裁量型は認可のない施設が元となっており、待機児童解消のために新たに認定こども園としての機能を果たしています。
保育料は自治体によって異なり、市町村民税や所得、認定区分、子どもの年齢や兄弟の有無などにより決定されます。
認定こども園での保育士の仕事について
認定こども園での保育士の仕事は登園→遊びや食事、お昼寝→降園といった流れで行われますが、預かる子どもの年齢が0歳から6歳までと幅広いためその業務も様々です。
年齢が低い子どもの場合はミルクや離乳食など食事補助が必要ですし、幼稚園として機能していることから幼児教育に関する知識も必要です。
また縦割り保育を行っている場合は幅広い年齢の子どもが同じ空間にいますので、怪我をさせないよう安全にも十分気を配らなければなりません。
認定こども園は保育所と幼稚園の両方の良いところをあわせ持った施設ですので、就労しているしていないに関わらず保護者にとってはメリットの大きい施設であるといえます。