放課後等デイサービスの特徴や保育士の仕事内容について
小学校に通うようになると保護者が仕事をしている場合は学童保育に預けることができますが、障害を持つ子どものための放課後等デイサービスという施設があります。
この施設は様々な目的がある施設なのですが、具体的にはどういったものなのでしょうか。
ここでは放課後等デイサービスの特徴や保育士の仕事内容についてご紹介します。
放課後等デイサービスの特徴について
放課後等デイサービスは障害のある子ども(小・中・高校生)が学校の授業終了後や長期休暇中に通うことができる施設で、身体的障害、知的障害、精神的障害のある児童が利用することができます。
施設のタイプは主に習い事型、学童保育型、療育型の3つに分けられます。
習い事型は様々な運動や楽器の演奏、書道、絵画などのプログラムに特化した施設で、放課後に習い事に通うような感覚の放課後等デイサービスです。
学童保育型は掃除や料理、服の畳み方など生活に必要な能力を養う時間と宿題をしたり遊んだりする時間に分かれており、比較的自由に過ごすことができます。
療育型は専門的な療育を行っており、行動面や学習面、コミュニケーション面など個人に合わせてプログラムを組みます。
また地域社会との交流を目的として土曜日や日曜日などの休日に動物園や工場見学などに出掛けることもあります。
複数のタイプを曜日別に組み合わせて通うことも可能ですし、費用は受給者証を取得すれば1割の自己負担ですみます。
保育士の仕事について
ここでの保育士の仕事は施設内での遊びや運動、創作やおやつの提供などに加えて、学校と施設間、施設と自宅間の送迎もあります。
平日は学校が終わった14時あるいは15時から17時頃まで、休日は9時か10時から17時頃までと決まっている施設がほとんどです。
一般的な学童保育とは異なり小学生から高校生までの子ども一人一人に応じて関わり方を変える必要がありますので、幅広い年齢の子どもに対応する経験やスキルが求められます。
放課後等デイサービスでの保育は大変そうに思えますが、子ども一人一人とじっくり向き合えますし障害のある子どもの発達に関するスキルも磨けるためやりがいの大きな仕事であるといえます。