幼稚園教諭の仕事内容や保育士との違いについて

幼稚園教諭の仕事内容や保育士との違いについて

保育園で働くのは保育士、幼稚園で働くのは幼稚園教諭と呼ばれていますが、両者はどういった違いがあるのでしょうか。

ここでは幼稚園教諭の仕事内容や保育士との違いについてご紹介します。

幼稚園教諭の仕事内容について

幼稚園教諭とは、幼稚園において満3歳から小学校に入学するまでの幼児を対象に教育を行います。

幼稚園の教育要領に沿った保育をはじめ、運動や音楽、遊びなどを通じて健康・人間関係・環境・言葉・表現など子どもの成長をサポートします。

子ども一人一人の個性をしっかりと把握して子どもの可能性を引き出し楽しみながら成長できるように工夫したり、日々の健康チェックや小学校へ上がる前に集団生活の中で生活習慣を身につけさせるなど様々な役目があります。

また保護者とのコミュニケーションも重要な仕事です。

幼稚園教諭の１日は登園→遊びや昼食→降園といった流れですが、園児達が帰ってからも行事の準備や保護者向けのお便り作成などの仕事があり運動会やおゆうぎ会など大きなイベントの前は残業時間が長くなったりします。

幼稚園教諭と保育士との違いについて

幼稚園教諭と保育士はどちらも子どもを預かるということでは同じですが、幼稚園教諭は「教諭」と付いているように学校の先生としての役割を担っています。

というのも幼稚園は文部科学省の管轄で「学校」という分類になるのに対して、保育園は厚生労働省の管轄で子どもを日中に保育できない保護者が子どもを預けるところであるからです。

そのため保育士の主な仕事は保護者の代わりに日常生活の援助をしたりする「保育」が目的ですが、幼稚園教諭は子どもに生活するうえでの知識を伝えたりする「教育」を目的としています。

目的は異なるものの幼稚園教諭でも保育士でも子どもの成長をサポートすることにはかわりないため、どちらもやりがいのある仕事であるといえます。