保育教諭の特徴や仕事内容について
保育園や幼稚園で働くためには保育士や幼稚園教諭など専門の資格が必要になりますが、保育園と幼稚園の両方の機能をもつ認定こども園で働くためには保育教諭になる必要があります。
ここでは保育教諭の特徴や仕事内容についてご紹介します。
保育教諭の特徴について
保育教諭とは保育士と幼稚園教諭の両方の資格を持っている人で、認定こども園で働くためには必要な資格とされています。
「保育教諭」という新たな資格試験があるわけではなく、保育士資格と幼稚園教諭免許の両方を取得することで保育教諭になることができます。
保育士、幼稚園教諭のどちらか一方しか持っていない場合でも、3年以上の勤務経験があり大学・専門学校などで必要単位を取得すればもう片方の資格を取ることができる特例措置もあります(平成27年4月の改正認定こども園法施行後5年間)。
また保育園または幼稚園が認定こども園へ移行するときに保育教諭でないからといって職員を排除することがないよう国の指針で定められています。
仕事内容について
保育教諭の仕事は、保護者が働いていたり家庭の事情などで保育を受けられない子ども達の保育を行うことに加えて、就学に向けて学習面や生活のルールといった社会的な面を教育することです。
そのため乳幼児教育に関する幅広い知識が必要になりますし、0歳児から6歳までの幅広い年齢の子どもに接するためそれぞれの年齢に合わせた臨機応変な対応力も必要です。
保育教諭が出来たことによって、保育士にとっても幼稚園教諭にとっても新たなキャリア形成の機会が増えました。
認定こども園で働く予定がなかったとしても自分のスキルアップにもつながりますし日々の保育に活かすことができますので、保育士と幼稚園教諭どちらか一方の資格を持っている人は保育教諭を目指すのも良いのではないでしょうか。