乳児保育の特徴と保育士の仕事について
保育園と幼稚園はどちらも子どもを預ける施設ですが、その大きな違いは0歳~2歳までの乳幼児が在籍しているかどうかです。
この時期の子どもの保育である乳児保育とはどういったものなのでしょうか。
ここでは乳児保育の特徴とそこで働く保育士の仕事についてご紹介します。
乳児保育の特徴について
乳児保育とは0歳~2歳児を対象とした保育のことで、乳児が0歳を意味することからゼロ歳児保育とも呼ばれます。
保育士の配置基準は0歳児3人に対して1人、1・2歳児6人に対して1人というように、特に手がかかることや病気や怪我の危険性が高いため手厚い人員配置となっています。
乳児保育は共働き家庭やシングルマザーの増加など生活・就労スタイルの変化や、「子ども子育て支援新制度」で0歳~2歳児を主に預かる小規模保育が認可事業となったことなどからニーズが高まっています。
保育士の仕事について
乳児保育では3歳児以降の保育よりも担当する人数が少ないため、一人一人とじっくり向き合うことができます。
主な遊びは歌に合わせて手遊びをしたり積み木や粘土など手先を使うおもちゃを使った遊びが中心です。
まだしゃべることができないため何をしてほしいのかをくみ取ってあげることで安心感を与えたり、やるべきことややってはいけないことなどを一人一人の性格を見極めて根気強く教えなければなりません。
0歳~2歳の時期は免疫力が低いためインフルエンザやノロウイルスなどの感染症や乳幼児突然死症候群、怪我、誤飲、食物アレルギーなどたくさんのことに注意する必要があります。
乳児保育は手がかかるため大変な仕事ですが、身体的にも精神的にも著しく成長する時期ですのでそれを間近で見守ることができる喜びもあります。
また保護者とも信頼関係を築きやすいとされていますので、やりがいのある魅力的な仕事と言う保育士も多くいます。